Rammsteinのライブの為だけにドイツ行った話

ラムシュタインのライブが終わった。

私にとって初めてのラムシュタインだった。結論から言うと最高だった。

ここまでのあらすじはね、去年の11月くらいに突如としてラムシュタインにおっこちて初めてメタルと呼ばれるジャンルを知ることになったわたしが、4月末頃かな?ベルリン2夜連続公演の話を聞き、号泣しながらその日のうちに勢いよくLIFADに加入、ライブチケット→航空券→宿→パスポートの順番に各種チケットを取得して、親に出国6日前にそのことを告げ、初めて成田国際空港に行き、初めて海外に出たってワケ。行き帰りはもちろんぼっち。友達いないし。おまけにドイツ語と英語ができない。
今帰国して、成田でこれを書いているよ。

1日目と2日目のこと混ぜて書く。記憶がグチャグチャなので誤字脱字含めてあんまり正しくないかもしれない。正しいことは各自YouTubeで探して欲しい。あと、個人的な最推しがフラーケなので、ずっとフラーケを中心に見つめていたし、8割くらいフラーケの感想になってる。ごめんな。とにかく自分の感想を言いたいだけだから。あとふらけちゃんっていうのはフラーケだからな。

まず前座としてPeachesが出てくる。初見だったけどめっちゃ面白くてパワフルでよかった。らむの前座に女性!?って思ってどんなんだろうと思ってたけどすげーよかった。極彩色のドラァグクィーンみたいな感じ。もうめっちゃPussyとDickが出てくる。わかるわ。今回のらむのセトリ、エロ成分少ないもんな。わかるよ。
クラブでかけたら楽しそうな曲に目で見て楽しめるパフォーマンスが合わさってるの。目を閉じてユラユラしても楽しいし、パフォーマンス注視してても楽しい。お客さんを楽しませようとするサービス精神が素晴らしかった。スピーカーが低音ブリブリ効いてて(効きすぎてて耳がつらかった)、超踊れる。推せる。
性的なものを自分の武器にして戦う女性ってすげーかっこよいよな。

Peachesのクッソイケてるショーが終わったあとはまた少し待つ。幕の向こうからみんなの音出しが聴こえる。そうやって待ち続けて、そのうちカウントダウンが始まる。数字が少なくなるにつれてカウントダウンをコールする観客の声が大きくなる。10から下はもうSonneで覚えてるから誰だって言える。カウントが0になって絶叫してそして全てが始まった。

Ramm4のイントロのためにばつーん!と音がして幕が落ち、パイロがあがり、ふらけちゃんがそこに佇んでて、鍵盤を弾く、という、何度も何度も映像で見た光景が、圧倒的な立体感でそこにあった。今流行りの4DX応援上映ってやつかな?
ふらけちゃんはあのよくわからないオレンジのやつと目が4つになる被り物を着て本当に立っていた。うわあ。クリスティアン・フラーケ・ロレンツって実在するんだ。何度も見たユニークな動きでもってイントロをてーんてーんと弾くふらけちゃん、存在が可愛い。あと、背が高くて可愛い。前から6列目くらいなんだけど指先までしっかり見える。爪の先まで世界で一番可愛いよー!!!後ろ姿可愛いよー!!!立ち方可愛いよー!!!

ふらけちゃん+しゅな+ギター組ときて何度も聴いたあの強いイントロが流れる。ああ〜!本当に可動ステージ〜!!かっこいい〜!!それでティルさまが現れる!白い!!驚きの白さ!!!すげえ可愛い!!!!天使かよ!?!?!?あっ無理!!タップダンス可愛くて無理!!ギャーッ!!!!みたいな感じになってると歌が始まる。もちろん全部歌う。客席がそこら中歌ってもそれなりにティルさまの声が聴こえる。
客席はノリノリな人も、カメラ構えて撮影ガチ勢してる人も居て、自由でとてもいい。何をしてもいい、どんな楽しみ方でもいい、というのが最高だった。
ああずっとこうして大声で叫んで歌いたかったなあと思って感極まった。ライブDVD見てる時も大概歌うけどあそこまで声を張り上げたことはなかった。ヤー!!!!!ナイン!!!!!!!!ラムシュタイン!!!!!!!!!!!!!!!どんな大声出してもいいの。すげえ。全部溶けて客席の声になって消えていく。神様が目の前にいて神様の名前を叫んでいいのって最高。ずっと待ってたとか会いに来たよとか会いたかったとか好きとか大好きとかあらゆる感情を叩きつけるように叫ぶの。ライブは常に宗教的な儀式だ。我々を煽るティルさまの顔がくっきりと見える。本当に美しい。これが本物の人間なのか。
好きなだけ神様の名前を叫び散らかしてRamm4が終わる。みんながワーッと喜んですっと静かになる。

次はReise,Reise。あのイントロが静かに流れる。光の中のふらけちゃんが可愛くて神秘的だ。ティルさまが世界を統べる魔王のように佇んでいる。オレンジ色の地平線みたいな空間が美しい。私は初めて見たらむのライブDVDがVölkerballなんだ。だからこの曲にどれほど感動したかは言うべくもない。ティルさまが早着替えをして白い王子様衣装から黒いスタンダードなコートになる。かわいい。この曲がどれほど素晴らしいかは書く必要などない。サビ前のア、ホイの合唱をずっとやってみたかった。素晴らしい。
間奏ではふらけちゃんの感動的なキーボードが流れる。祈るしかなかった。さらに曲の引き際でみんなが大歓声をあげるなかふらけちゃんが静かにアウトロを弾く。美しい生き物の美しい演奏をため息まじりに見ていた。

そして次はHallelujah。ステージが青い光に包まれる。みんなが喜んでモッシュしはじめる。首振り放題。
ライブ版はふらけちゃんの聖なるアレンジが尊いのだ。観客に尻を向けて両手でもって神秘的な音を奏でるふらけちゃんは、青い光の中にオレンジの塊が包まれていて、人間でないなにか恐ろしい神様のようだ。ティルさまもふらけちゃんの方を向き、ひざまづき祈る。私も祈った。ティルさまがふらけちゃんを崇めているのかふらけちゃんの尻を崇めているのかは分からない。もしくはその両方。
サビはだいたいティルさまと一緒に歌いたい人とハ〜レ〜ル〜ヤ〜!したい人が混じっており自由で良い。

次はZerstören。モッシュがさらにきつくなる。みんなこの曲好きだな〜。重ね着でもこもこしたティルさまがかわいい。この辺モッシュきつかったのもあってあんま記憶ない……。
楽しかったしめっちゃヤッ!ヤッ!て言ったのは覚えてる。ふらけちゃんが狂ったようにキーボードを弾いて、一度静まった後にテテテテテテ…ってやるのがクソ可愛い。
おしまいではティルさまがふわふわしたのを脱ぐ。自爆装置が現れる。みんな大喜びだ。ティルさまの自爆装置が爆ぜて、火花の中にティルさまが見えなくなるラストはすごく面白い。

次はKeine Lust。ガスがぷしゅーっと吹き上がって楽しい。映像で見るよりもずっとガスの噴出音がでかい。これもまたモッシュきつかったな〜。びょんびょん跳ねれて楽しかった。この時前の人が背が高くてあんましステージが見えなかった……。

次がFeuer Frei!、ふらけちゃんのぽよぽよしたイントロが静かに爆発のはじまりを知らせてくれる。空間を切り裂くようにばーん!とギターの音が響く。アンセムのお出ましだ。ああずっと待ってた!絶叫!やっぱり何度見ても最高オブ最高。とにかく叫ぶ。バンッバンッ!間奏で狂うふらけちゃんをティルさまが邪魔っけに扱いキーボードを乗っ取る。可愛すぎてキレそう。間奏の後のバンッバンッでふらけちゃんを撃つティルさまが本当に可愛い。キレそう。
火炎放射器準備用ふらけちゃんソロがあまりにも美しくて素晴らしかった。会場の中にふらけちゃんの指先から作られる旋律が響く。本当にここのライブ用アレンジ大好き。私は祈った。いつも通り祈った。みんながその次に起こることが何なのか知っていて待っている。旋律が明るくなりステージの上に3つの炎が見える。人間は炎を見ると興奮する生き物だ!
パイロは暖かく眩しかった。神様が救いを差し伸べてくれるとしたらこんな感じなのかもしれないと思った。1日目は雨のせいで服が濡れていたからパイロで乾いて気分が良かった。興奮状態のまま曲が終わる。すっとステージが静かになる。これ以降あんまりモッシュきつくならなかった。

次がSeemann。静かで懐かしいイントロにみんなが喜びの声をあげる。ふらけちゃんは次の曲の準備のためにどこにもいない。
ティルさまの優しい歌声。幻想的なステージだった。みんなで歌うからあんまり寂しくなくて楽しかった。あの歌は寂しいからなんとなく嬉しかった。ああもう誰も一人じゃないんだねえと思った。このあたりから日がだいぶ落ちてきて、ライトがすごく目立つ。青色に包まれてみんなが見えなくなる。

次はIch Tu Dir Weh。ふらけちゃんは目が4つになる被り物を脱いでいる。ティルさまはふらけちゃんの方を向きながら歌う。フラーケのために歌うの本当に可愛すぎて無理。切ないラブソング。ふらけちゃんがキーボードの後ろのジャングルジムみたいなのによじ登って楽しそうに弾いているところにティルさまがやってきて、間奏で張り倒される前にふらけちゃんをバスタブにつっこむ、今期の新パフォーマンスもばっちり見えた。ティルさまはふらけちゃんに対して指先と目線で「降りろ」とやるだけで無理やり引っ捕まえたりはしないのがいい。逆らえずに降りてきたふらけちゃんのリードを掴むご主人様なティルさま。ふらけちゃんは可愛らしく四つん這いでステージをちょこまか移動してバスタブに入れと命令されていて可愛い。前のITDWはティルさまがキレて実力行使している感じだったけれど、新しいITDWは完全にご主人様のティルさまが犬のふらけちゃんを従えていて可愛い。ティルさまはずっとふらけちゃんを見つめながらお前は船で俺はキャプテン…と歌う。うんうん。わかる。わかりスティアン・ロレンツだよ。火花がきらきらとしてふらけちゃんは可愛く死ぬ。ありがとう。可動ステージから降りてきたティルさまが火花の入っていた牛乳瓶(?)でふらけちゃんのバスタブをガンガン叩くのがすっごく好き。可愛い。何かしら文句をつけてティルさまは首切りのポーズをして去る。ああ〜〜〜可愛い。音が寂しくなって死んだはずのふらけちゃんがキラキラになって出てくる。ああ〜今日も可愛い。輝いてるよ…………(物理)。ふらけちゃんはちんちくりんな踊りで愛嬌をステージじゅうに振りまいて定位置に帰っていく。可愛すぎる。眩しい(物理)。

次は勿論〜?Du Riechst So Gut。さっきまで可愛かったふらけちゃんが突如カリスマを発揮してクソかっこ良くなりイントロを投げてくる。ああああああ!!!!!ステージがまみどりに染まるのがかっこいい。
ティルさまが火花の弓矢を持って佇んでいる。びっと矢を引いて火花が爆ぜる。ティルさまがぐるんぐるん回って火花が散るのは本当に綺麗だ。他人の言葉を借りるけれど、小さな銀河とか宇宙とかそんな感じだ。本当にそう。火花が散り終わったあとにティルさまがまたぴたりと静止して、黒子が弓矢を下げてくれるのを待っているのも美しい。ここのティルさまの静と動の対比が本当に綺麗でたまらない………。
りひゃのセクシーマザーファッカー♡は健在。りひゃのほうがセクシーだよ……。(何?)
ほかのパフォーマンスについては定番なので特に書かなくてもいいと思うんですけど、あの曲の途中で静止するところが本当に美しかった。暗がりの中ぼんやり見えるみんなが微動だにしない。プロの仕事だ………。
あと大好きな大好きなギターソロ(りひゃとパウルちゃんが腕に青白く光るかっこいいパイロをつけて指先で我々を煽ってくれるやつ)生で見れてめっちゃ興奮した。可愛いし尊い。めっちゃ指先振った。あそこのギターの音どアンセムで大好き。

幕間でティルさまがお水を飲むとペットボトルを客席に投げてくれる。ペットボトルは結構向こうまで飛んでいくんだけど、水が数滴顔にかかる。ウワーッ!私いまティルさまと間接キスした〜!!イエ〜イ!!!!!!!!

Mein Herz Brennt。ティルさまの歌声が最高の極み、、、パフォーマンスとしてティルさまの左胸から炎が吹き出すんだけど、吹き出した炎に触れないようにマイクの持ち方すこし変えて歌い続けるティルさまに可愛さと尊さを同時に感じた………結構な勢いで出てくるので本当に火傷しそうでハラハラする、ていうかしてるのでは……。
ティルさまの燃える心臓、わかりがあるよなあ………。これもふらけちゃんソロが狂ったようになってて好き。心臓が燃える死ねない生き物の綺麗で孤独な悲哀を感じるんだ。祈るしかない………。
MHBは踊れるし歌えるし最高、、はあ、、、、

ふらけちゃんがモワーッとした音を出す。あ〜Links234だ!!!!しゅながカッコよく煽ってくれる。しゅな〜〜!!!!しゅなカッコいいよお"〜〜〜!!!!!
興奮が高まったところでパイロがばちんと弾けて一瞬だけ静かになり、そして曲が始まる。ウワ〜〜〜〜〜めっちゃ楽しい〜〜〜〜!!!!!ミリタリーはさ……人の本能に訴えかけるんだよね………。
Links!\ワーッ!/のワーッのところめっちゃ生でやりたかった!!!!うわいま私ワーッしてる!!!!一体感!!!!!あと途中ですこしブレイク入るところのふらけちゃんやばくない?カッコよすぎて無理なんだけどああ〜〜〜〜好き!!!音が!!!それを弾くふらけちゃんが!!!それでしゅなが合わさってりひゃのギターソロに入ってブチアゲになるところマジでどアンセムすぎる。りひゃが「自分!!カッコいい!!!!」みたいな感じで自信たっぷりにギター弾いてくれるの大好きだよ。
加えてティルさまがかっこよく煽ってくれて嬉しくて漏らしそう。あ〜〜〜かっこいいよぉ〜…………いつの時代も強い指導者に惹かれる人間のみんなたち〜!!!!

次がIch Will。うわ〜アンセムしか来ねえよ〜なんだよこの神セトリ〜!!?!?
ふよんふよんする音を弾きながらふらけちゃんが動くのが可愛くて大好きたまらん……。あと照明も良さしかない……。
見えるよ〜!聞こえるよ〜!感じるよ〜!のところとか手を挙げて〜!のところとかどう考えても生でやるの最高すぎない?はあほんとライブ映えする曲って最高だし客席も歌って参加して楽しめる曲は最高だよね……。でもらむのみんなはそういうの分かりたくないよね〜!分かる〜〜!!!分かるよ〜〜〜〜!!!イエ〜イ!!!!!!!

次!ギター組がばりばり弾いて、次の曲が始まるのをそわそわ待たせてくれる。と思うとすっとギターが消えてふらけちゃんの弾く音。んんんんんんんんんんDu Hast〜〜〜!!!
これも歌うと楽しいから生で見れてよかった〜!Du,Du Hast,Du Hastでステージを指してから〜〜〜?次のmich!で自分を指差すと〜〜?楽しい〜〜〜〜!!、!!!!結婚してくれ〜〜〜!!(?????)
パイロがヤーッ!とナイン!で上下から出るじゃないですか。ナインがあちいのなんの。あっっっっつい。ヤーッはまだいい。ナインが!!!!
あと恒例のロケット花火もすごくいい。見慣れてるはずなのにやっぱりびっくりするし綺麗だ。

それで次。このイントロ………ああ………Strippedだ…………。私が初めてラムシュタインで泣いた曲(カバーだけど)。ティルさまが歌うのにぴったりな切なく美しい歌詞と最高のアレンジ、そしてレニ・リーフェンシュタールの映像ー民族の祭典ーがMVとして使われたこの曲が、ナチ政権下において建築されベルリンオリンピックにも用いられたこのWaldbühneに響く。私の眼の前で。私はかつて第三帝国の異名を取った国がここにあったこと、その国がベルリンオリンピックを開催したこと、その記録フィルムはレニ・リーフェンシュタールが撮ったこと、そしてそのことがやがて勝利を手にした者たちの世界から糾弾されたこと、また敗北した国の半分が東ドイツという国になったこと、そこからラムシュタインが生まれたこと、ラムシュタインがナチと誤解されたこと、そして彼らがMVにリーフェンシュタールを用いたこと、その現実の全てに私はただ泣くことしかできなかった。ありがとうと述べるにはあまりにも残酷すぎると思う。だってこれはファンタジーでなく現実だから。歴史だから。歴史は常に痛みを伴うものだ。それをこの街は知っている。オリンピックと戦争と東西分裂の全てをこの街は知っているし、この国は知っている。こんなに美しいものがあって良いのだろうかと思った。グチャグチャに泣いていて全然うまくみんなと一緒に歌えなくてなんかもうそれでも良かった。この場所に居られて良かったしWaldbühneまで来て良かったし、ラムシュタインのことを好きになって良かったと思った。後半になるとふらけちゃんがメチャクチャに泣けるよくわからん鍵盤をドロップしてくる。私はもうどうしようもなかった。こんなに美しいものを見る権利が私にあっていいのか。ふらけちゃんが出してくれるらむの曲のための音の中でここの泣ける鍵盤が一番好き。どうしてこんなに人の涙腺を刺せる音が紡げるんだろう。彼は本物の神様なのかもしれない。カバーしたのが古いから、セトリに入っていたのも古い頃だから、私が生で聴ける時が来るなんて思ってもいなかった。今回のツアーのセトリに入っていると聞いて一番楽しみにしていた曲だった。本当に本当に本当に本当に本当に綺麗で美しくて眩しくて素晴らしかった。表現し尽くせる言葉は多分地球上どこにもない。
レニ・リーフェンシュタールは肉体美に関心のある創作者であったと言われている。それが国家社会主義ドイツ労働者党の思惑である健康の奨励と合致しており、またリーフェンシュタールに才能があったために彼女はあの場所で活躍することになった。StrippedのMVに起用された民族の祭典も、運動と肉体美を演出した作品だ。だからあれは歌詞に合っているというわけだ。全てを脱ぎ捨ててありのままの君が見たい。そしてリーフェンシュタールは戦後、犯罪に加担したことになったために、様々な思惑に囲まれ生涯を過ごすことになる。かつて虐げられた者にはシンボルが与えられた。色々な三角形だったり黄色の六芒星であったり縞々の服であったり。そして犯罪者はシンボルを掲げた。褐色の制服を、鉤十字を。彼らは衣装がもたらす統一のための効能をよく理解していた。だから衣装を利用した。犯罪者はシンボルによって簡単にレッテルを貼りながらに生き、そして死んだ後シンボルごと都合の良い悪のレッテルとして用いられた。どうせそんな衣装は脱いでしまえば皆ただの人間なのに。全てを脱ぎ捨ててありのままの君が見たいよ。
私はそういう曲をここベルリンで自分の耳で聴ける日が私の人生の中に存在したことに深く感謝した。そして全てを結びつけてくれたラムシュタインという存在にも感謝した。

らむのみんながあっさり去っていく。とりあえずひと段落。そのあとはおきまりのアンコール。アンコールのコールは結構自由で、ドイツ語でアンコールに相当するであろう単語を言う時もあれば、ラムシュタイン!ってコールする時もある。2日目で「ヤー!ナイン!ラムシュタイン!」コールのアンコール派閥があった時は、しゅな(メンバーの中で最初にアンコールのために帰ってきた)がヤー!ナイン!ラムシュタイン!のリズムでドラム叩いてくれて、客席とラムシュタインが会話できてる!感がすごく暖かくて、しゅなは優しくてイケメンだなあって思った。

アンコール一曲目、Sonne!!!最高のイントロに身体が揺れる。もっともっと暴れ狂いたかったけど周りがそうでもなかったのでまずまず揺れました。1.2.3…のカウントに合わせて指先を変えて掲げるのは気持ちよかった。眩しいステージライトを後光のようにしてティルさまが歌う。ああ今ここに太陽のお出ましだ。
パイロがセトリ中最強になってると思う。炎が縦からも横からも吹かれる。あったかいというより熱かった!炎が眩しい。ティルさまが火傷しないか心配。でもティルさまは太陽だから。
ア〜アアア〜ア〜ア〜〜ア〜〜(高音)の祝詞パートでふらけちゃんが弾いてるやつ本当に神聖でどうしようって感じ。光に包まれるふらけちゃんのシルエットが美しい。太陽に付き従う衛星のようだ。

オッケー次はAmerika。ステージライトが赤青白の3色になる。ここは!!!!!!!ドイツ!!!!!!!(でも歌う)
ティルさまがオルゴール人形みたいにくるくる回ってくれるのが可愛くて好き。
ふらけちゃんがピロピロのためにわざわざ位置を移動してえっちらおっちらと鍵盤を担ぎ、ピロピロゾーンに来る。えらいねえ。いいこだねえ。頑張り屋さんだね。ふらけちゃんの止まった位置の地面からぶわっと紙吹雪が噴き出す。ふらけちゃんは見えない。でも可愛い。もう存在が可愛いからな。ピロピロするのじょうずになったね。ピロピロが終わるとふらけちゃんは鍵盤をやはりえっちらおっちらしながら下がっていく。それが歩行器で練習している赤ちゃんみたいで可愛くてつらいのでついママみを感じてしまう。49歳のショタつらすぎる。
つらくなる内に紙吹雪があちこちから出てくる!もちろん前方なので吹雪に塗れる。きれいだ。ああこれでおしまいなんだなという気持ちが込み上げて寂しくなる。口の中に紙吹雪が入る。腕にも鞄にも紙吹雪が貼りつく。サイコーに楽しかった。Strippedから出っ放しの涙が楽しくてひっこむひっこむ。

本当の最後は?もちろんEngel!冷たい口笛が響く。青白い光の中にらむのみんながいる。そして銀翼の天使ティルさまが。ティルさまが間奏で瞳を閉じて微動だにしなかったり、マイクを両手で祈るように持っていたりするのが本当に本当に美しくて見惚れることしかできなかった。ティルさまが本物の天使になって二度とは地上に帰ってこないような気がした。本当に銀翼が衣装で最後にきちんと外れるかどうか心配だった(外れた)。
間奏でいつもどおりちんちくりんな踊りしてるふらけちゃんも可愛かった。みんながティルさまを見つめているだろうに自重せずキラキラを振りまくふらけちゃん。いいぞ。
ステージライトがうまく当たっているのだと思うけれど、銀翼が黄色・赤・黒に染まっている箇所があって、ドイツ色であり炎の色だなあと思った。ぬめぬめと光る銀翼は殺戮の天使のものだ。
天使になりたくないはずのティルさまは、衣装の規模がどんどん大きくなり、空に浮き、天使に少しずつ近づいていく。ティルさまの歌声が切ない。銀翼は爆ぜてなお壊れることなく、翼の裏側から炎が吹き出す。荘厳で美しい。もしも死ぬ方法が選べるならこんな天使に焼き殺されたいと思った。

Engelが終わって、ティルさまから静かにゆっくりと銀翼が外れる。今晩もティルさまは完全な天使にならずに済んだようだ。ふらけちゃんが幕引きのためのフレーズを弾いてくれる。らむの他の5人が騎士のように挨拶をしてくれる。ティルさまが丁寧な感謝の言葉をドイツ語で述べる。ふぃーれんだんくかだんけしぇんか忘れてしまった…。5人の顔がすごく良く見える。だからきっと5人にもお客さんの顔が良く見えているんだろうと思うときゅんとした。
5人が去るとふらけちゃんは頭も下げずにさっさと去っていく。ああああ〜〜〜〜〜好き…………………推せる………………そのままの君でいて…………。。。。。
ステージの左右にあった電光掲示板(カウントダウンの時に数字表示のために使われていた)にFINの文字が浮かぶ。ああ、これで終わりなんだ。もうアンコールはない。らむがお終いと言ったから今日はお終いなのだ。会場には熱気と紙吹雪のぐちゃぐちゃになったのが残っている。ステージには楽器と銀翼が。全てが終わった。1日目は「本当に実在したし本当に始まったし本当に終わった…」という感じだったけれど、2日目は「私の数ヶ月の努力はこれをもって全て報われて終了したんだなあ………次はあるだろうか、きっとあるよね、もう二度と行けないなんてないよね、また来るからね…またね、また行くから、日本には来なくても大丈夫だよ、行くから、未来で待ってて………」という感じの気持ちになりなんかもうめちゃくちゃに泣けた。ライブは終わるものなんだと思った。
終わってしまったのが本当に寂しかった。もう一度再生するとかそういうの無いんだなと思った。YouTubeでもなければ円盤でもないものを見るために此処まで来たのだから。
凄すぎて何も覚えてないというか、圧倒的な完成度の表現を前に全てを消化しきれていないことが容易に分かった。まだ足りなくて、まだなにも理解できてない。何度か違う座席で色々眺める必要があるんだろうと思った。それでもらむは私の理解するスピードを越えて常に進化し続け、やがて終わるんだろうと思った。らむのために世界中を飛び回る人の気持ちがすごくすごく良く分かった。
らむのライブを見てとにかく思うのが「いつものやつだ!」「これこの前YouTubeに上がってた××公演プロショットで見た!(進研ゼミで見た!と同義)」「これ知ってる〜〜!!」ってことで、これは一聞するとヒドい感想なのかもしれないけれど、それが彼らのやり方というか、演出が固定的で変わらなくて(ライブなので多少はあるし年を追って進化するけど)、常に一定品質のパフォーマンスが提供されていることの偉大さを噛み締めたことと同じなんだよな。やってる本人たちは相当飽きると思う。20年間もラムシュタインで居てくれて本当にありがとう……私が成長して大人になって勝手に海外に行けるまでこの世界に居つづけてくれて…本当に……本当にありがとう………。プロの仕事っていうのはカッコいいなと思った。
私、ラムシュタインと同い年で。らむのみんなが初めてのライブをやってた頃、私は受精卵か赤子のどっちかだった。私がらむの楽しい下ネタを理解して海外にいけるような子に育つまでに20年かかった訳。本当に本当に本当に私が大人になるまでラムシュタインが現存してくれててよかった。

「いつものやつ」で「この前YouTubeで見た」で「知ってる」ものが目の前に出てくる。それだけ書くと単純だけれど、すごく感動する。パイロの暖かさも、観客の熱狂も、音の大きさも、ライトの眩しさも、火薬の匂いも、全部知らなくて、全部知りたかったことだった。誰かのカメラ越しでなくて自分の視点で、自分の眼で、自分の視力で、ラムシュタインを見たかった。本物のラムシュタインの音を聴きたかった。そしてラムシュタインを感じたかった。

2夜連続でライブを前方で見てなお「実在する」ことが信じがたい。それ程彼らは完璧に美しかった。あんなに可愛いおっさん6人組が居ていいの?次元間違えてない?えっ?Waldbühneのやつは4DXだったのかな?最近の映像技術の進歩は本当にスゴイね〜〜〜!!!!
だからまた実在することを確かめに行くと思う。またドイツ公演やってくれないかな。Waldbühne多分らむの今の規模にしてはステージちっちゃくない?小さかった気がする(するだけかも)(前の方から見るとあんなんなのかなあ)次はでかくて…完璧なセットのやつで見たいな〜!

あとセトリに沿って思い出せないことを言うとふらけちゃんがステージ無職の時にしゅなの方に遊びに行っていることが多くてウルトラ可愛くてやばかった。あとIch Willでティルハンマーのものまねしてティルさまに嫌われるふらけちゃん(可愛い)は今回なかったんだけど、Ich Willの開幕前に二人がなんかやりとりしあってて可愛かったような気がする。どこかの曲でふらけちゃんが居ないのにルームランナーだけくるくる回っててメチャクチャ笑った記憶がある。
今回は「ライブの映像ではよくフラーケの見せ場しかフラーケが映らないけどライブ中ずっと観察していたらどうなるの?そもそもクリスティアン・フラーケ・ロレンツは実在するの?」ということを確かめに行ったんで似たようなポジでしか見れなかったけど(なお結論としては「ライブ中ずっと踊っていてずっと可愛いし無限に見ていられる、あと実在するらしい」となります)、次はまた違う感じで見れたらいいなぁ。

余談ですが最前から2〜5列目あたりで2夜とも過ごしたんだけど、毎朝の通勤電車の方がよっぽど辛かった。ライブの予行演習に東京のガチ混み通勤電車オススメ。

それから背の低い私に「前に行っていいよ」と位置を譲ってくれた2日目公演の背の高いみんなたちありがとう〜!!加えてモッシュから守ってくれた人ありがとう〜!!日本語で書いても届かないけど〜!!5回くらい前方に譲られ、安定してばっちり推しを見ることができた。それから声をかけて会話してくれた人もありがとう〜!!ラムシュタイナーの優しさに救われたベルリン公演だった。日本から愛を込めて、またね!
Thanxxxxxx for Rammstein & Waldbühne Rammsteinfans!!!
LUV AUS JAPAN!!Tschüss!!♡